カサブランカグループ誕生秘話2

<前回までの内容> 離婚後、パートを掛け持ちして働きながら二人の子供を育てるも、生活に余裕がなく、偶然手にした求人誌を見て、事情もわからずデリヘル店へ入店。すぐに人気嬢となるのだが、そこで知り合った女性オーナーの姿に憧れを抱き、平成17年11月16日に「カサブランカ」をオープンするのだが・・・。

さて、念願かなってカサブランカをオープンさせたわけですが、どんな苦労がありました?
実は、オープン日をハッキリ決めでたわけじゃなくて、たまたま前日の11月15日に問い合わせの電話が4件もあったから、勢いでオープンしちゃったんです。
え?勢いって・・・。
オープンを想定した練習もしてないし、なんたってドライバーがいなかったんで、女の子に運転してもらったんです。今考えたら超無謀ですよね(笑)。
ドライバー不在でオープンするなんて、無謀というか、呆れちゃいますけど(笑)。それ以外は順調だったんですか?
電話が鳴るタイミングというか、出勤スケジュールの管理かなあ。金曜日が夕方まで暇だったから、翌日の土曜は、女の子に夕方から出勤してもらったわけ。ところが朝から電話が鳴って、いっぱいお断りするはめに。マジで泣きそうになりました。
そりゃ土曜は仕事が休みの人が多いですからね。
そうそう。自分がデリヘルで働いてたんだから、それくらいのことは経験で分かってたはずなのに・・・。お客様にも女の子にも申し訳なかったですね。
オープン当初は何人くらい女の子が在籍してたんですか?
最初は4人でオープンして、それから-ケ月くらいで8人くらいまで増えましたね。でも、体調くずしたり、生理で休む女の子がいるから、常時待機していたのは3~4人くらいかな?
そのくらいだと、予約を受ける数にも限界がありません?
ホントそう。電話は鳴るけどすぐに予約で埋まっちゃう感じだったし、「女の子がいないなら電話に出るな。電話代が無駄じゃ」なんて、お客さんから怒られたこともあったし・・・。

三ヶ月は潰れないように頑張ってきた結果…

ところで、当時の一日のスケジュールはどんな感じでした?
精算やらなんやで、家に帰るのが(原付で)朝の5時過ぎ。1時間くらい仮眠して、掃除と洗濯、朝ごはんを作って子供を起こして学校へ送り出して2時間くらい仮眠。で、店がオープン。夕方に電話を取リながら家に帰リ、晩御飯と家の用事を済ませたら事務所に戻って朝方まで仕事、気が張ってたからできたけど、カラダはフラフラでしたね。
売れっ子アイドル並の殺人的スケジュールですね。
アハハ・・・そんないいもんじゃないけと(笑)、でも、オープンから1ヶ月以上経つと、広告を載せた求人誌も発売されたから、通常業務にプラスして毎日のように面接してましたからね。
なるほど。しかし、それだけ忙しいと母親業が疎かになったりするのでは?
フツーならそう思うよね。それは確かに、一緒に居てあげられる時間は減ったし、子供には寂しい思いをさせたかもしれないけど、子育てを疎かにしてまで働くような親にはなりたくなかったから、学校行事や習い事にも顔を出して頑張ってましたよ。
偉いですね。でも、その苦労があったからこそ、今のカサブランカグループがあるんでしょうね
当時は一人になったら「眠た~い!」って連呼してました(笑)。だけど、女の子達がみんな頑張ってくれたし、子供たちも『ママ頑張って!』って、仕事の内容は知らずに応援してくれてたし(笑)。 もちろんお客様に支えられて、(三ケ月間は潰れないように頑張る)っていう目標もクリアできたんだと思う。今となって思えば、バタバタしながらアッという間に過ぎた三ヶ月間がカサブランカの原点になっているでしょうね。
さて、そろそろグループ店を増やす話に移リましょうか。
毎日面接をしていると、意外とバツイチの女性が多い事に気づいて感じたのが・・・(以下次号へ続く)。
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真面目な風俗グループ・カサブランカ

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