カサブランカグループ誕生秘話

<前回までの内容> 離婚を機にデリヘル嬢として働き始め人気嬢となるも、その店の女性オーナーに憧れて独立。平成17年11月16日に「カサブランカ」をオープン。睡魔と戦いながらドタバタな毎日を送り、目標としていたオープン三ヶ月を無事に迎える。そして経営も軌道に乗り始めた平成18年6月、姉妹店がオープンするのだった。

前号の続きですが、面接をしているとバツイチの女性が多いことに気づいたとか?
そうそう、私と似た環境や境遇の女性が多くて驚きましたね。
それが姉妹店のオープンとどんな関係があるんでしょう?
当時からカサブランカは外見も内面も魅力的な二十代の女の子の店というコンセプトがあったから、素敵な女性なのに三十代だったり、若いけどママさんだったリすると採用できなかったんです。それで、そんな女の子が働ける店を作ろうと思って、「マリーマリー」を立ち上げることにしたんです。
なるほど。ちなみにその頃はスタッフも増えてたんですか?
さすがにドライバーさんは雇ってたけど、電話番は私だけ(笑)。
それもまた無謀というか、チャンネルが増えた分、忙しさも半端じゃなくなるのでは?
たしかに携帯が同時に鳴ったりするので、限界は感じてましたね。だけど、お客様とコミュニケーションを取るのが仕事なので、電話応対だけは人に任せられなくて・・・。
というか、今でも電話対応してますよね(笑)。
あはは。貧乏性というか『自分かやった方が早い』って思っちゃうからダメなんでしょうね。でも、今では信頼できるスタッフも増えて、私以外の女の子が電話に出る時もありますよ。
さらにカサブランカが一周年を迎える前に、三店舗目の店がオープンしました。しかも今度は毛色の違うマッサージ店ですが、何か特別な理由でも?
デリヘル時代の話なんだけど、プレイが終わってマッサージをしてあげると喜んでくれるお客さんが多かったんですよ。それで、デリヘルとマッサージを組み合わせた店が作れないかな」ってスタッフの皆と話してて、どうせなら本格的なマッサージの方が・・・」ってことで、『天国にいちばん近い島(以下・天国と略)』をオープンさせたんです。

悩みのタネも頑張ってこれたのも人との繋がり

なるほど。開業から一年で三店舗をオープンさせるのは大変だったと思いますが、すぐに結果は出ましたか?
お陰さまでカサブランカは順調でした。マリーマリーは、採用基準にこだわり過ぎて、女の子が増えずに、軌道に乗るまで三ケ月くらいかかったかな。一番大変だったのが天国。今の盛況ぶりを思えば信じられないけど、当時の広島では派遣型マッサージ店の認知度が低くて、店のコンセプトを理解してもらうのに半年くらいかかりましたね。
へえ、傍からは順風満帆な感じに見えてましたが、いろいろと苦労されてるようで・・・。
そりゃもう、「辞めてやる!」って何回思ったことか(笑)。ていうか、店を運営する苦労より、スタッフや女の子、お客さんのこととか、人間関係の壁にぶち当たることの方が辛いかも。でも、そんな時に一頑張って!って勇気づけてくれたのも、スタッフや女の子やお客さんだったから、今まで頑張ってこれたんだと思います。
話は変わりますが、店の名前はどうやって決めてるんですか?
店名はスタッフでミーティングをして決めます。以前、ブログにも書いたんだけど、私のアイデアはことごとく不採用。ていうか、」華店長は黙っててください!」って言われる始末(涙)。まあ、カサブランカも、最初は「メイドでございます」にしようと思ってたぐらいだから、やっぱリネーミングセンスがないのかも(笑)。
それではここで、カサブランカグループの広告戦略について話を伺いたいのですが。
戦略って言うほど具体的なことは何もないけど、最初はお金かなくて、雑誌に掲載できなかったからウェブで・・・(以下次号へ続く)
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真面目な風俗グループ・カサブランカ

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